■ SEGASATURN
SEGASATURN(セガサターン)は、セガエンタープライゼスから発売されていたゲーム機です。
発売日は1994年11月22日、当時の価格は44,800円でした。
PlayStationと共に「次世代機」と呼ばれた
現在は製造されていないようですので、新品で入手することは困難です。
中古価格は2,000円程度ですが、最近は4,000円程度まで高騰しているようです(2002.11現在)。
Vサターン(Victor)、Hiサターン(日立)等の互換機があります。
Vサターン(Victor):1994年11月22日発売:オープン価格
セガサターンと同等
Hiサターン(日立):1995年4月1日発売:64,800円
ムービーカード&フォトCDプレイヤー内蔵サターン
その後、セガサターンは定価20,000円となり、廉価版が登場しました。
廉価版は本体の色が白いことから「白サターン」といわれます。
白サターンはコスト削減の為にCDアクセスランプが搭載されていませんが、
消費電力が低減されている等の改良もあります。
サターンが発売されてから数年が経っていますので、
CDの読み込みが悪い/ケーブルの接触不良等の不具合が発生することもあります。
そこでサターン本体を分解、これらを掃除/修理することとしました。
なお、以下は初期モデル(HST-0001/HST-3200)の場合です。
後期に登場した廉価版(白サターン等)はこれとは構造が異なりますので注意してください。
■ 分解前に
・裏面の注意書きを読み、分解は自己責任で。
・本体の電源を切り、コンセントを抜いておきます。
・セーブデータがある場合は、念のためパワーメモリーにコピーしておきましょう。
・長い+ドライバがあれば便利です。
・ネジの種類と位置をメモしておくと、後で困りません。
■ 外ケースのネジを外す
底面にネジが5つありますのでこれを外します。
この5つのネジは同一です。
さらに背面のネジを1つ外します。
これは先の5つのネジとは違って短いですので注意してください。
初期型にしかここのネジはない
上記6つのネジを外すと上カバーが外れます。
上カバーとつながっているケーブルのコネクタ3つ(写真赤丸)を外します。
左の大きいのは電源部分から伸びている
さらに写真では写っていませんが、
蓋が閉まっていることを検知するスイッチがありますので、これも外します。
■ ピックアップユニットの取り外し
上カバーが外れたら、ピックアップユニットが見えます。
コネクタを痛めないように
ここでケーブル2本とフラットケーブル1本(写真赤丸)を外し、
ピックアップ部を上に持ち上げると外れます。
フラットケーブルはロックを外してから引き抜くようにしましょう。
次に左にあるプラスチックの板を外します。
板の前の方に穴があり、下のアルミ板に掛かっていますので注意してください。
上にある電源部から下部を保護しているようだ
■ 中段アルミ板の取り外し
アルミ板が見えますので、左の2箇所と後部の2箇所のネジ(写真赤丸)を外します。
これで中段アルミ板を持ち上げて取り外します。
右後部の噛み合せに注意してください。
■ 柱の取り外し
白い柱が4本見えますので、このネジを外します。
ピックアップ部を支えている支柱
さらにコントローラー接続部のネジを2つ外します。
■ 拡張スロット部分の分解
右手前、ビデオCDオペレータ等を装着する拡張スロット部分を外します。
基板にカードが刺さっていますので、固定しているネジを外してから上に持ち上げて外します。
結構固く刺さっているので注意
外したカード
カードを外した後
カードが外れたら、右奥の拡張コネクタ入り口部分に黒いプラスチックカバーがありますので
右端のネジを2つ外して取ります。
バッテリーが見える
この時、バッテリーは取らないで下さい。
取ってしまうと、保存されているデータ(ゲームの記録)が消えてしまいます。
■ 基板の取り外し
基板が見えますので、ネジを外して取り外します。
サターンの中枢
ここまでで分解はほぼ終りですが、掃除等で必要であれば底面アルミ板も外れます。
板で手を切らないように注意してください。
■ A/V OUTの接触不良
音声/映像出力(A/V OUT)端子の接触不良がある場合は、大抵はハンダ割れです。
写真赤四角部分にハンダを乗せておきましょう。
ビデオやTVでもハンダ割れは多い
■ ピックアップ部の掃除
ピックアップ部は本体の内部にありますが、開けてみると結構な埃がたまっています。
これがギア部分に絡まり、ピックアップ部のスムーズな動きを妨げてしまいます。
狭い場所なので、綿棒等で掃除しましょう。
なお、白い粘状のものはグリスなので、拭取り過ぎないように。
ギアやレール部分に付いている埃を取り除く
ピックアップレンズが汚れていると、読み取り不良の原因になります。
綿棒にisoプロピルアルコール(isoプロパノール C3H8O)を付けて掃除しましょう。
isoプロピルアルコールは消毒用として薬局で容易に入手することができます。
乱暴に動かすとケーブルが切れるので注意
ピックアップレンズは露出していますので、レンズだけなら分解しなくても掃除できます。
完了したら、逆の手順で組み立てます。
正常動作を確認できたら終了です。
気分的にもすっきりすると思います。
■ ピックアップ部の構造
以下のレンズ分解はしてはなりません。本体が使えなくなります。
下記は故障機のものです。
ここはCDの読み取りに重要な役割を果たす部分ですが、非常に繊細な作りとなっています。
レンズにはコイルが巻いてあり、これが上下してピントを合わせます。
何とコイルにつながっているのは、たった4本の極細ケーブルだけです。
無理な力を加えると簡単に切れてしまいますので注意。
写真赤四角部分が4本のケーブルがあった場所
レンズを外したところ
取り外したレンズとコイル
CDを反射したレーザー光は、レンズを通過してミラー(写真上部)を反射して検知される。
基板に対して45度でミラーが貼ってあるので、写真では底に検知部があるように見える
切れたケーブルの修復を試みるが...
微細に付き、ハンダ付けは熾烈を極める
結局、レンズの位置を調節する段階で断念。
■ 外部リンク
[SATURN-FAQ]
[サターン本体]
(2002/11 公開)